こんにちは!ナンザンです。
今回は、最新弾で最も注目されているドラゴンクラスのデッキ、「7ドラ」について解説します。まだこのデッキについてよく知らない方のために、その特徴やプレイ方法を詳しくお話ししますね。
※本記事は8月14日時点の内容となります。
7ドラデッキとは?

まずはこちらのサンプルデッキレシピを参考にしてください。
「7ドラ」は、アクセラレート(低コストで使用できる効果)で高コストのフォロワーを墓地に送り、切り札のバーンドナイトで相手を倒すデッキです。
一見すると高コストのフォロワーが多く、デッキが重そうに見えるかもしれません。しかし、そのほとんどがアクセラレート効果を持つため、実際のコスト配分は以下のようになります。
- 0コスト: 3枚(ザハール、光の道筋の役割)
- 1コスト: 12枚(ティラノを含む)
- 2コスト: 11枚(雲海の騎竜兵を含む)
- 3コスト: 6枚
- 4コスト: 2枚
- 5コスト: 3枚
- 8コスト: 3枚
ドローやサーチの手段が非常に豊富なため、確実にバーンドナイトにたどり着ける高い安定性がこのデッキの強みです。
7ドラの動き方
ここからは、実際のプレイ方法を解説します。
先行、後攻どちらを選べる場合は、必ず先行を取りましょう。後攻でも動けないことはありませんが、《竜巫女の儀式》や《竜喰らう禁忌》をスムーズに使いたいため、先行が有利です。特に、2ターン目に《ドラゴニックコール》を使いたいという点もポイントです。
序盤の動き(先行の場合)
- 1PP: 《オーブキャンサー》のアクセラレートでドロー
- 2PP: 《ドラゴニックコール》でフォロワーを2枚サーチ、または《天威のドラグーン》をプレイして進化
- 3PP: 《竜喰らう禁忌》のアクセラレートでPPブースト、または《竜巫女の儀式》をプレイ
- 4PP: 《竜喰らう禁忌》のアクセラレートでPPブースト、または《蒼炎のドラゴニュート》のアクセラレートで除去
- 5PP: 《マリオン》で手札を交換しつつ除去、または《ドラゴニックコール》でフォロワーを2枚サーチ
- 6PP: 《バーンドナイト》をプレイして進化
大まかな動きは上記のようになります。
マリガン基準
序盤の手札交換カードを優先的にキープします。相手のデッキタイプによって必要なカードは多少変わりますが、とにかくドローを進めて必要なカードを探しにいくことが重要です。
キープするべきカードは以下の通りです。
- 《オーブキャンサー》
- 《ザハール》
- 《竜喰らう禁忌》
- 《ドラゴニックコール》
- 《竜巫女の儀式》
キーカードについて
バーンドナイトの使い方


このデッキの主役であり、フィニッシャーです。
《バーンドナイト》の登場によって、従来のランプドラゴンや大型フォロワーを出すデッキが抱えていた問題を解決できるようになりました。これまでは、PPブーストと除去の両立が難しく、大会環境ではあまり見かけなくなっていましたが、7ドラは違います。
デッキの大半を高コストフォロワーで固めても、アクセラレートで手札事故を回避できます。また、アクセラレートで墓地にフォロワーを貯めることが、《バーンドナイト》のコスト軽減とダメージ効果の発動につながるため、これまでのデメリットがメリットに変わりました。
さらに、進化とアタックを合わせれば3面を除去でき、盤面を強力にコントロールできます。また、リーダーに7点のバーンダメージを与え、超進化で5点のライフ回復も可能です。手札を捨てるアクションと《竜巫女の儀式》を組み合わせれば、9点ものダメージを与えることもできます。
極端な話、このカードを3回プレイして進化できれば、ほぼ勝利が確定するほどです。《バーンドナイト》のカードパワーはそれほど圧倒的です。
このカードの力を最大限に引き出すため、序盤にいかに多くの高コストフォロワーをアクセラレートで墓地に送れるかが勝負を分けます。進化も含めて6PPまでに5〜6枚墓地に貯められるようにプレイしましょう。
パンプキンドラゴンの使い方

アクセラレート効果で5点回復できる、非常に強力なカードです。
《オーブキャンサー》や《ザハール》のおかげで手札に引き込みやすく、1試合で3枚使うことも珍しくありません。《バーンドナイト》の回復と合わせると、ライフは最大40点まで回復でき、アグロデッキに対しても耐性がつきます。
8PPからは《バーンドナイト》と《パンプキンドラゴン》を同時にプレイする動きも可能で、ミラーマッチでも非常に有効です。ライフを10点も回復できるこの動きは、まさに驚異的です。
このデッキの強さを考えると、もし規制がかかるならこのカードではないかと個人的には考えています。
ザハールの使い方

スタートデッキ限定カードでありながら、7ドラの影の立役者です。
これまでのアクセラレートは手札が減ってしまうのが難点でしたが、このカードを添えることで手札を減らすことなくプレイでき、安定性を大幅に高めてくれます。
先攻1ターン目に《オーブキャンサー》と使うと、気づけば手札が5枚に増えている、なんてこともありますよ。
フォルテの使い方


いまだに活躍し、出されると非常に厄介なカードです。
7コスト以上ではないこのカードがなぜ採用されているのか?その理由はミラーマッチ対策にあります。7ドラ同士の対戦では、先にリーダーにダメージを与えることが大きなアドバンテージにつながります。
3PPで《竜巫女の儀式》、4PPで《フォルテ》をプレイするだけで、7ダメージを稼げ、相手の《バーンドナイト》の進化2回でゲームを終わらせられる状況が生まれます。
また、進化後の《フォルテ》はオーラを持っています。7ドラのデッキには《フォルテ》を除去できるスペルがないため、フォロワー同士で相打ちにするしかありません。もし低コストフォロワーを引けていなければ、最悪の場合、《バーンドナイト》を自らぶつけることになり、相手は《バーンドナイト》の7点バーンダメージを失うことになります。
このように、先に攻撃でき、除去が難しいという点で《フォルテ》は採用されています。
7ドラ対策について
では、圧倒的な強さを持つ7ドラにどう対抗すればいいのでしょうか?正直なところ、まともな対策は多くありません。
- アグロデッキで攻め切る
- 7ドラを使う
このデッキは非常に強力なので、対策は実質的にアグロデッキしかありません。しかも、中途半端なアグロではなく、《荒野のロイヤル》や《荒野のビショップ》、《妖精エルフ》のように、序盤から積極的に攻める構築が必要です。
また、7ドラのミラーマッチ対策としては、先に説明したように《フォルテ》を入れるのが有効です。
7ドラの採用候補カード
いくつか、デッキをさらに強化する候補カードを紹介します。
アポロン


7ドラは、《蒼炎のドラゴニュート》を使っても盤面除去は1体ずつしかできません。そのため、アグロデッキに複数のフォロワーを並べられると、苦しい状況に陥ることがあります。
そこで活躍するのが《アポロン》です。盤面をリセットでき、その後こちらの《バーンドナイト》のプレイが間に合うようになります。
アグロデッキは7ドラに対抗するために攻め特化の構築になっていることが多いので、一度盤面をリセットされると立て直しに時間がかかり、手札も枯渇しやすくなります。
おまけに、進化込みでリーダーに2ダメージ与える効果も地味に役立ちます。ただし、サーチ手段がなく素引きに頼る必要があるのが難点です。アグロ対策として、進化前3枚、進化後2枚の採用が考えられます。
ギルネリーゼ


2コストの除去枠として採用候補に挙がります。フォロワーがいなくても《干絶の甘露》を置くことで次の動きを確保できます。
先ほども言ったように、7ドラはアグロデッキが苦手です。それを抑えるために、暗器サイクル(《干絶の甘露》)を採用する選択肢があります。また、ライフが10点以下になるとドレイン効果も使えるので、《パンプキンドラゴン》や《バーンドナイト》以外の回復手段が増えるのは良い点です。
7ドラミラーでは《干絶の甘露》を打ってバーンドナイトをハンデスしに行くプレイングもあるので覚えておきましょう!
まとめ

発売当初は、7ドラのシェア率は約40%に達しており、環境は「7ドラ」か「それ以外」と言っても過言ではない程になってました。
現在ではそこまでではありませんが、未だに高いシェア率がありますので、CS(非公認大会)に参加すれば必ず当たるため、対策は必須です。
現在の環境は、
7ドラ → 7ドラ対策のアグロデッキ → アグロに有利なコントロールデッキ → アグロ対策もする7ドラ(アポロンやギルネリーゼ採用型)
というサイクルになり、均衡していますが、7ドラの圧倒的なパワーがいつその均衡を崩すかわかりません。
次弾発売後も十分に活躍が見込めて、当分は7ドラを意識しないといけないレベルで強力なデッキです。
大型ドラゴンが好き、という方はぜひ一度このデッキを試してみてはいかがでしょうか?大会でも安定した勝率が見込めますよ。
参考価格

《バーンドナイト》は歴代でもトップクラスに高価なカードですが(最高価格はLG進化後5,000円)、そこをクリアできれば比較的安価に組むことができます。
それでは、また。