エクストラPP

「Shadowverse: Worlds Beyond」からの新要素として後攻のプレイヤーが任意のタイミングで自分の残りPPを+1することのできるエクストラPPが登場します。

エクストラPPの仕様

エクストラPPは後攻の5ターン目までに1回、6ターン目以降にもう1回使用することができ、最大2回まで使用することができます。これにより、先攻と後攻で異なる戦略が生まれます。最適なタイミングでエクストラPPを使用しゲームを有利に進めよう。

また、最大PPが10の時でもエクストラPPの使用は出来ます。
なお、ドラゴンクラスでエクストラPPを使用してPPが7になった場合は、覚醒状態にはなりません。

エクストラPPの開発経緯

2025年3月23日に行われた「シャドバスペシャルフェス」の「みんなで質問!Worlds Beyond Q&A」での開発チームからの回答になります。

まず前作「Shadowverse」では、ルールとカードの能力で先攻後攻の勝率のバランスを取っていました。

ルール面では、後攻のほうが手札の枚数とEPの数が多く、能力面では、「ラミエル」や「天使の恩寵」のような後攻のときに強力なカードがありました。

「Shadowverse: Worlds Beyond」では、カードの能力ではなくルールによってバランスを取ることを目指しました。エクストラPPはざっくり言うと「後攻が好きなタイミングでバトルの主導権をにぎることができる」ルールです。

これにより「後攻のときに強力なカード」がなくても、つまり先攻後攻で同じカードを使っていても、エクストラPPを使うことで後攻の不利をひっくり返してバトルできるようになります。

エクストラPP開発の経緯をお話ししますと、最初はバトル中に1回だけ使えるルールとして調整していました。しかしそれだと「フィニッシャーを先にプレイしたい」という気持ちからバトル後半まで出し惜しみしてしまうことが多く、先攻に主導権をにぎられる状況が変わらず、後攻のプレイ感を改善するには至りませんでした。

そこで、「エクストラPPは超進化可能ターンに回復する」として、バトルの前半と後半に1回ずつ使えることにしました。バトルの前半にもエクストラPPが使いやすくなることで、後攻が手札の状況に合わせて柔軟にプレイできるようになり、後攻のプレイ感が改善しました。

先ほど「バトルの前半と後半」と言いましたが、バトルの平均決着ターンを半分にしたときに、6ターン目というのはそれよりも少し後ろ寄りのターンではあります。しかし、超進化可能になる後攻6ターン目に回復するのが良いタイミングだということになりました。

超進化可能になる演出が派手なので、タイミングが分かりやすいというのもあります。

エクストラPPは慣れるまで難しく感じることもありますが、使いこなせるとバトルをより深く楽しめるので、ぜひとも研究してみてほしいです。