皆さんこんにちは!ナンザンです!
今回はウィッチクラスの「陰陽師ウィッチ」デッキについて、その特徴とプレイングを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
目次
陰陽師ウィッチについて

上にサンプルデッキレシピを掲載しましたので、ぜひ参考にしてください。
陰陽師ウィッチは、スペルや「カースエンチャンター」などで相手フォロワーを除去し、各種「クオン」を展開して一気に攻め立てる、あるいは「次元の超越」で勝利を目指す、ミッドレンジからコントロール寄りのデッキです。
このデッキは「陰陽師」関連のカードが固定枠として多く採用されているため、「陰陽師」以外のスペルの種類や枚数がプレイヤーによって異なる程度で、デッキレシピに大きな違いはあまり見られません。そのため、対戦相手がデッキの内容を把握しやすいのが特徴です。
動き方について
ここからは、このデッキの立ち回りおよび動き方について解説します。
先攻・後攻の選択権がある場合は、後攻を取りましょう。このデッキは相手の動きに合わせて行動する必要があるため、相手フォロワーを効果的に除去できるよう、EP(進化ポイント)のある後攻が有利です。
序盤の動き方(後攻の場合)
- 1PP:「ラピッドファイア」
- 2PP:「真理の発見」または「烈火の魔弾」または「ファイアーチェイン」
- 3PP:「一世の探究」
- 4PP:「カースエンチャンター」
- 5PP:「新クオン」→「カースエンチャンター」蘇生 + 「ラピッドファイア」
- 6PP:「クラシカルソーサラー」 + 「陰陽の秘法」
- 7PP:「次元の超越」 + 「旧クオン」
- 8PP:「新クオン」 + 「旧クオン」
大まかな動きは上記のようになります。
マリガン基準は、相手が序盤から攻めてくるデッキかどうかで変わります。相手のデッキタイプによって必要な除去カードが異なるため、それを考慮してマリガンを行いましょう。
キープ対象カード
- 「ラピッドファイア」
- 「カースエンチャンター」
- 「一世の探究」
これらが主なキープ対象です。
カースエンチャンターの使い方


このカードはかつて制限カードに指定され、「元祖バーサークドラゴン」とも称された強力なカードです。略称は「カスエン」。
最近はアグロデッキの数や種類が増えています。「次元の超越」を使うこともある「陰陽師ウィッチ」の特性上、序盤のフォロワーは基本的にスペルで除去します。しかし、スペルだけでは処理しきれないフォロワーが出てくる場合があります。それらを捌くのにこのカードが非常に有効です。
最大3面を焼き払うことができる、中盤の最重要フォロワーです。1枚でも場に出せれば、その後は「新クオン」から蘇生できるため、常に1枚は手札か墓場に置いておきたいカードと言えるでしょう。
高い処理性能もさることながら、以下の要素も持ち合わせています。
- 「形代」による1ドロー1捨て効果
- 制限解除されたことで「陰陽師」カードがデッキに増えたこと
これらの要素が、「旧クオン」の展開を容易にしています。
新クオンの使い方


新弾で追加された新しい「クオン」です。
コスト軽減もできるため、実質4コストでプレイできることが多いです。追加4PPで「貴人」を出すことができます。
※様々なクラスの「アドバンス」フォロワーを出すカードと異なり、「新クオン」自身が場を離れないため、場にいる限りさらに「貴人」を出せる点に注意が必要です。
メインの能力は、ノーコストで「陰陽師」フォロワーを蘇生できる点です。これにより、「カースエンチャンター」を使い回すことが可能になります。
「クラシカルソーサラー」も出せるため、守護や回復が必要なときに活用しましょう。
「鬼呼びの導師」が1枚積みである理由もここにあります。素引きで使うタイミングや出すタイミングはあまり多くありませんが、必要なときに蘇生させられるため、デッキに入れる枚数を抑えることができます。
4コスト以下の「陰陽師」フォロワーを出せるため、今後新たな「陰陽師」フォロワーが追加されれば、相対的に「新クオン」もさらに強くなるでしょう。
フィニッシュについて

フィニッシュはもちろんこの「クオン」が担います。「超越ウィッチ」と変わらない役割です。
0コストで出すことを目標とするフォロワーであり、スペルの他に「陰陽師」カードでもコストが軽減されるため、このデッキでは特に素早くコストを下げることができます。
「式神」フォロワーを2体疾走させられるのが強力で、このデッキでは「天后」に加えて新登場の「貴人」も疾走させられます。
例:8PPでのフィニッシュパターン
- 4PP:「新クオン」をプレイ
- 「鬼呼びの導師」を蘇生
- 4PP:「貴人」を出し、5ダメージ
- 「旧クオン」をプレイし、「天后」を出す
- 「旧クオン」の効果で「貴人」と「天后」を疾走
これで合計16点ダメージを与えることができます。
もちろん、「次元の超越」も採用されているため、通常の「超越ウィッチ」と同様のフィニッシュも可能です。
「超越ウィッチ」との違いとして、「陰陽師」関連で他に「式神」を出すフォロワーが多いことから、「天后」と合わせて2体は必ず疾走させられるため、最低でも6点ダメージは保証されます。
対陰陽師ウィッチについて
「陰陽師ウィッチ」に対してどのように対策すればよいか、いくつか解説します。
- アグロで攻め切る
- そもそも「クオン」を使わせない
- バーンダメージで押し切る
1. アグロで攻め切る
1コストスペルなどでフォロワーを除去されますが、絶えずフォロワーを展開し続け、相手に手札を使わせ続けましょう。「陰陽師ウィッチ」はフィニッシュ時や「新クオン」のコスト軽減で複数枚の手札を必要とします。除去し続ければ手札が減少し、逆に「陰陽師」カードを抱え込めばこちらの攻撃が防がれなくなるため、相手は苦しい選択を迫られます。(例:荒野ロイヤル、荒野ビショップなど)
2. そもそも「クオン」を使わせない
山札や手札から直接「クオン」を墓場に送りましょう。「クオン」は蘇生も回収も不可能なため、すべて墓地に落とすことができればこちらの勝ちです。(例:簒奪ロイヤル、死者ナイトメアなど)
3. バーンダメージで押し切る
「陰陽師ウィッチ」はフォロワーの除去や攻撃には強く出られますが、直接のバーンダメージには無防備です。そのため、相手よりも先にバーンダメージで押し切りましょう。(例:ヴィンセントウィッチ、自然ドラゴンなど)
まとめ
最後にまとめとして、「新クオン」や「陰陽の秘法」の登場により、除去性能とフィニッシュ力が格段に向上し、優れた除去コントロールデッキとして仕上がったと言えるでしょう。
「エボルヴ」をこれから始めようとする人にもおすすめしたいデッキです。強さ的にはTier1.5といったイメージです。
ウィッチクラスは「陰陽師」の他に「ヴィンセント」や「学院」など様々なデッキが大会に存在するため、初手のマリガンや先攻・後攻の選択を迷わせられるのは強みと言えます。

陰陽師はウィッチの中でも強化されやすいカテゴリなため、さらなる強化が期待できます。ビヨンドでも猛威を振るうこのタイミングに是非作ってみてはいかがでしょうか。
それではまた!